お誕生日祝いと称して、会社の先輩方に飲みに連れてっていただいた。
本当にもったいないほどの愛を受けて、まじでがんばろうと思った。
この先輩方には、大学生の頃からずっとお世話になっている。
私はインターンとして法人向けサービスのマーケティング部門で働き始めて、社員になってからも2年ちょっと同じ部門にいた。
先輩方は、同じ法人向けサービスの営業部にずっといらっしゃる。
私が入った当初は営業部が4人くらいで、マーケティング部門との距離感も比較的近かった。
この3年くらいで、人数が増えたり、営業部内でいくつもグループができたり、部長が立てられて以前よりも独立した部門になったりと、いろいろと変化があった。
私はずっとマーケティング部だったが次第に営業部との関わりが深い業務から外れ、個人向けサービスの方の助っ人として入っていくうちにそちらの部署に異動になった。
だから先輩方とは、距離が遠くなって話をすることもほとんどなくなっていたので、今回声をかけていただいて本当にうれしかった。
また、遠くにいてもわかるほど私が元気なさそうなのかなあと思い、申し訳なくもあった。
飲み始めて話していると、先輩方は本当に変わっていなかった。
いつも通り愛にあふれていて、ぽかぽかしていた。
私は自分の今後についてここ最近考えていたことをそのまま話した。一時は悩んでいたけれど、社長にも相談して今はすっきりしているということを知ってもらおうと思った。
先輩方はそんな話を受け止めてくださった。
しかも口には出さなかった私の甘い考えもお見通しだった。ほんとにかなわない。
もやもやしていたことも改めてハラオチして、やっぱり努力を積み上げるほかないなと思った。
そのあとは、どんなに私のことを好きで大事に思っているか、ひたすら話してくださった。
うれしすぎてなにも言えなかった。
こんなに素晴らしい方々に大事に思ってもらえるなんて、なんだろう。
とにかくこの感激を書き残しておきたい。
彼らに出会ってから、自分の理想の人物像ができた。
私は彼らのように、自分よりもひとのことを大事に考え、周囲に愛を与えられるひとになりたいと思うようになった。
大学まではそんなひとが身近にいなくて、そういうひとがいるのだということすら知らなかった。
今の会社に入って彼らと話したりいっしょに働いているうちに、仲間や後輩に愛情をもって、とにかく態度や行動で示す姿を見せてもらった。
さらには見知らぬひとにまでまっすぐな愛を与えている。それは仲間への愛情とはもちろん種類が違って、困っているひとを決してそのままにしておかないという姿勢がある。
私はその姿が大好きで、そういうひとになりたいと強く思うようになった。
今の私は、自信をもって彼らに向き合える状態じゃないと思う。
怠けたり自分のことばっかり考えたりで、むしろ顔向けできないくらいに思っている。
それでも彼らが私を愛してくれていることが分かって、本当にありがたいやら申し訳ないやらでつらかった。
でもその温かさにすごく救われた。
あとはこの夜のことを忘れずに、自信を持って行動していくこと、まっすぐで周りに愛をあげられるひとになることをひたすら実践したい。
それだけが彼らの愛に応えることになる。
とにかく、逃げずにがんばる。がんばろう。
つらいときにはこの宝みたいな夜のことを思い出そうと思います。
撮ってもらった写真も宝。