Readme Driven Development 、つまり、開発する時にまずReadMeから書いて、プロダクトの目的や、やること/やらないことを明確に文書化してからコードを書きましょうというお話。
曰く、プロダクトのReadMeに限らず、プロジェクトのゴール設定とか企業理念とかもそうで、最初に言葉にしておくといいですね、と。
私はプログラムを書けない企画側の人だけど、それでもこの話はあるあるだった。
企画チームが出す案には、大きく分けて「目的から発想した案」と「思いつきベースで具体化した案」の2種類があると思う。
思いつきベースで進めた案を整理して開発にお願いする時、目的を後付けすることになって、「整合性取れてないんだけど、、、」みたいなことになりがち。
思いつきベースなのはわるくないけれど、チームのミッションにその思いつきがどう貢献できるかをきちんと考えてから具体化しましょう、という当たり前の学びを得ました。
生き方においても、ReadMe Driven な人とそうでない人がいるなあと思う。
人生における具体的なミッションに沿って道を切り拓いていく人と、ミッションやゴールは不明確ながらもその時々でベストな選択をしようとする人。
ReadMe Driven だと、いろんな判断とその判断についての振り返りがしやすくなっていいと思う。
デメリットがあるとすると、ReadMeが間違ってた時に大変ということと、ミッション達成以外で人生に広がりが乏しくなりそうなところかな。
とはいえ、ReadMeに沿って判断と振り返りを繰り返していたらさすがにReadMe自体に対する見直しとかもすると思ったのでそれはデメリットじゃないかも。
ということで、仮置きでいいからあった方が生きやすそうだと思いました。
ReadMeをちゃんと書くことは相当難易度が高いけれど、、、
吉本ばななさんは、エッセイで「31になって人生の意味みたいなことがわかってきた」とおっしゃっていた。
31ってあと4年か。
そういうことをたくさん考えていそうなばななさんでさえ30過ぎてわかってきたそうなので、普段あまり考えていない私はもっと真剣に向き合わないと、と思いました。