2015年6月14日日曜日

前職の振り返り

約6年間お世話になった会社を離れ、新しい職場で働くことにした。
インターン時代からやってきた仕事を整理して改善したいところをクリアにすることで、より良いスタートを切れるようにしたい。
ということで、これまでの仕事について振り返ってみた。成果とか身に付いたスキルとか業務ごとの振り返りとかはもちろんあるけれど、主に仕事全般のしかた、成長のしかたについて。

仕事に対する姿勢

新卒として前の会社に入れて一番感謝しているのは、人に恵まれたことだと思う。
特に彼らの、仕事や人に対して真摯に愛情を持って取り組む姿勢にたくさん接することができて本当に幸運だった。
情熱だけで解決しようとするんじゃなくて、最も効果的・効率的な方法を探す賢さがあって、目標に対して常に最短距離で突き進む文化があった。
本気でものごとを成し遂げるってこういうことなんだと思った。

この文化はどんな職場にいっても忘れず、刻みこんでおく。

働き方の選択

最後1年くらい、働き方についてもやもやとしたまま整理をつけられないでいた。
キャリアアップしたいから無理してでもがんばる!」型と「今できる範囲でそこそこがんばる」型の大きく2種類の働き方があるとして、私はどっちつかずだった。
前者じゃないと満足できないことは知っていたけど、覚悟がないから後者に甘んじちゃおうかなあとか思ってた。
どこで折り合いを付けるかは個人の自由だし、どちらもいいと思う。でもきっぱりどうしたいかを選び、その働き方の中でより良い道を探すことが必要だった。
もういい大人なんだから、自分の求める働き方は自分で考えて切り開いていかなきゃいけない。
私は残っている中ではその会社の最初の新卒で、しかも女性だったから、後輩のためにもそういう姿を示せたら良かったのになと思う。

自分は成長を続けたいんだから、そのための努力が必要だということをしっかり受け止めて、いつも期待以上の成果を出せるようストレッチしていく。

成長

[「経験学習」入門 ]という本を読んだので、その内容に沿って振り返ってみた。
曰く、成長にはストレッチ、リフレクション(振り返り)、エンジョイメントの三要素がなんだそう。
新しいことをやればそこそこスキルは付くけれど、回すのに必要なスキルが身に付いた瞬間に成長は止まってしまう。
スキルが付いていっても安心せず、この要素で成長を測ろうと思う。

ストレッチ

がんばれば届きそうなくらいの適切な課題に取り組むことが重要だそうだけど、これがうまくできなかった。
確かに適切な時はうまく成長ができたものの、課題が大きすぎると途中で自然消滅的に投げ出してしまったり、小さすぎてこなすだけになってしまうことがよくあった。

大きい時には適切な大きさまで分解すること、小さい時には個人的な目標を設定して、適切なストレッチを続けていく。

- リフレクション

タスクが終わった後で振り返ることや、人のタスクへの取り組み方を観察して良いところを考えたりなど、一定の区切りがついた後の振り返りは最後の方でできるようになってきた。
ただ、タスクの最中に自問自答しながら取り組んでいたらもっと成長できたと思う。

あんまり考えなくてもこなせてしまうという状態がいまいちなので、(ストレッチとも重なるけど)ちょっと難しい課題を設定して、より効率的なやり方、さらに結果を出すやり方を常に試行錯誤していく。

- エンジョイメント

基本的に仕事の楽しみは"周囲に認められること","役に立つこと"だけだった。
この状態では、周囲ががんばって"期待してるよ"などと言ってくれることや、仕事の意義が見えやすいことが必要になってしまう。

なぜこの仕事が必要なのか、事業全体にとってどんな価値があるのかを考え続け、時々周囲と話すことで自分の仕事の意義を発見していく。

本当にたくさん助けられ、かわいがってもらった。感謝してもしきれない。
人が成長の源泉だと心から思う。
パートナーもできた。私の仕事に対する考え方が未熟すぎて、ちゃんと考えている彼がなぜ気に入ってくれたのかよく分からない。きっと、未熟でもなんでも、改善しようともがいたり、真摯に仕事に向き合ったりするところを見ててくれたんだと思う。
この関係を通して、仕事に対する考え方が大きく改善された。オープンな気持ちで包み隠さず相談し、指摘を吟味して受け入れるということの貴重さを学んだ。

彼らに恥じないような働き方・生き方をしていく。