今さらながらシンドラーのリストを観た。
なるほど名作と言われるわけですね。長くて重いけれど、観てよかった。
シンドラーという人に、そして大げさに言うと人間がどこまで尊くなれるのかということに、かなりびっくりした。
話としては、ナチス党員のシンドラーという事業家さんが、アウシュビッツで虐殺されそうになっているユダヤ人たちを「自分の工場の労働力だ」と言い張って、1,000人以上を故郷に連れて帰って助けるというもの。
最初はそれこそ安い労働力としか見ていなかったのに、一人一人が尊い命だと気付いていく。最後には、「人を殺すものを作りたくない」とか言って、工場で作る武器もわざと規格外のものしか生産しなくなったくらい。
その行動は、極端なひとだなあと思いこそすれすごいとは思わなかったけれど・・・。
びっくりしたのは、戦争が終わって彼が工場から去るシーン。
1,000人以上の人を救い養ってきた彼は、皆から感謝の言葉と贈り物を受け取ると、「もっと多くの人を救えたのにしなかった」と泣き崩れる。
これだけ感謝されておいて、抑えきれないほど自分への責めを持っているなんて。
予想外だったし、切なくなった。
このひとは分かってやっていただろうに、とも思った。
自分の力には限界があるとは知りつつ、一部だけでも救いたいという割り切りのもとで動いていたはず。
でもその割り切りは、相当がんばって無理やり整理したものだったんだと思った。救いたい、なんとかしたいというどうしようもなく強い気持ちを、力ずくで押し込めていたんじゃないだろうか。
そんな尊い気持ちが強くわきあがってくるなんて、すごいひとって本当にすごい。
シンドラーさんとは対照的に描かれているのが、ドイツ軍の偉い人Armonさん。
冷徹で、非道で、ユダヤ人たちを殺すのを楽しんでいる。
でも全く救いようがない分かりやすい悪人ではなくて、このひともある意味戦争の犠牲者かも、と思わせるような描き方だった。切ない。
戦争という状況だから、自分に見合わない権力が与えられてしまう。
それが勘違いだと薄々気付きながらも、その力に溺れてしまう。
それはそれでかわいそうではあるけども、はた迷惑だなあと思ってしまった。
しかしシンドラーさんの使う英語はかっこよかったな。
究極にシンプルな言葉に突き詰められていて、怒る時もリズミカルだった。
ここにQuoteがいっぱいあります。
2014年2月9日日曜日
2014年1月5日日曜日
Mission Statement
毎年読み返すことに決めている『7つの習慣』、今年は年末年始を利用して通読した。
まじめに本質を考えると“真理”みたいなことは確かにある、とこの本を読むと思う。いろんなひとがいろんな「人生のコツ」的なことを言うけれど。
私には『人を動かす』とか『自分の小さな「箱」から脱出する方法』とか、読み返したいと思える本が他にもあって、言葉選びは違えどそれらは基本的に同じことを言っていると感じる。
これだけ多くの人が読んで頷くんだからみんなが分かってることではあるんだけど、その真理を言語化し、優先順位をつけ、破綻なくまとめあげようとすると、できるひとはほとんどいない。すごい価値だと思う。
鍛えればできるようになるかもしれない。でも私は偉大な先人のまとめを読んで賞賛するだけがいいかも。
ともあれ、「第2の習慣:目的を持って始める」に出てくる“Mission Statement”を作ってみた。そして、作ったからには恥ずかしげもなく公開してみる。
願わくは、折にふれて修正しながら一番大きな指針として機能させたい。
※本に出てきた例に共感しすぎてほぼ一緒になっちゃったとか、言葉選びが未熟すぎるとか、そういうのみんな気にしない。
使命:
愛をもってまわりの人の役に立つこと
姿勢:
・豊かな愛を持つ:
相手を理解しようと努め、深い思いやりを態度と行動で示す。
・物事を推進する:
まわりのためになることに対して、理想を掲げ、責任を持って物事を動かしていく。
・進歩し続ける
周囲に与えるインパクトを大きくできるよう、人格・能力を伸ばす努力を続ける。
・楽しむ
常に楽しさや喜びを見出し、ポジティブな空気を生み出す。
愛とか言いすぎて大変恥ずかしい感じですね。
“愛”って単語は強烈すぎてあまり使いたくないけれど、他にうまい表現が見当たらなくて。。。
思いやりのもとというか、心から誰かのことを思う気持ち、くらいの意味で使っています。
使命を決めるにあたり、どういう存在でありたいか、私がいることでどんな変化が起こるとうれしいかと考えた結果、私にとって必須なのは“役に立つ”ということだと再確認した。それが実感できていると居心地よく感じ、安心していられる。
じゃあどのように役に立ちたいかというと、相手の気持ちをあたためたり喜ばせたりできるといいなあと考える。
それには、相手が本当にうれしくなることをそのひとの身になって考えることが大事。考えたことを実現する力も必要。
それだけの単純なことを、言葉にしました。
かといって自分を犠牲にして尽くすとかいう悲壮感漂う感じは良くない。
ちゃんと楽しんで、まわりに気を遣わせない、どころかいっしょにハッピーになっちゃうくらいの雰囲気を作りたいものです。
これでいったん意識してみて、違和感が出たところを都度直していこうと思う。
この使命にアラインする2014年のテーマも決めた。
「責任を引き受ける」
去年の反省として、誰かの承認なしには物事を進められない、依存したマインドが良くなかったと考えている。
周囲の意見を気軽に求め、受け入れつつも、決めてやりきることをまるっと引き受けようと思います。
そういえば、去年(前期)は自分の殻を破れていないという意味で“ひよこなみこ”だったとフィードバックをいただいた。
よく考えると、ひよこだったらもう殻破れてるような。
でも響きが気に入ったので、裏テーマは“脱ひよこなみこ”にします。
まじめに本質を考えると“真理”みたいなことは確かにある、とこの本を読むと思う。いろんなひとがいろんな「人生のコツ」的なことを言うけれど。
私には『人を動かす』とか『自分の小さな「箱」から脱出する方法』とか、読み返したいと思える本が他にもあって、言葉選びは違えどそれらは基本的に同じことを言っていると感じる。
これだけ多くの人が読んで頷くんだからみんなが分かってることではあるんだけど、その真理を言語化し、優先順位をつけ、破綻なくまとめあげようとすると、できるひとはほとんどいない。すごい価値だと思う。
鍛えればできるようになるかもしれない。でも私は偉大な先人のまとめを読んで賞賛するだけがいいかも。
ともあれ、「第2の習慣:目的を持って始める」に出てくる“Mission Statement”を作ってみた。そして、作ったからには恥ずかしげもなく公開してみる。
願わくは、折にふれて修正しながら一番大きな指針として機能させたい。
※本に出てきた例に共感しすぎてほぼ一緒になっちゃったとか、言葉選びが未熟すぎるとか、そういうのみんな気にしない。
使命:
愛をもってまわりの人の役に立つこと
姿勢:
・豊かな愛を持つ:
相手を理解しようと努め、深い思いやりを態度と行動で示す。
・物事を推進する:
まわりのためになることに対して、理想を掲げ、責任を持って物事を動かしていく。
・進歩し続ける
周囲に与えるインパクトを大きくできるよう、人格・能力を伸ばす努力を続ける。
・楽しむ
常に楽しさや喜びを見出し、ポジティブな空気を生み出す。
愛とか言いすぎて大変恥ずかしい感じですね。
“愛”って単語は強烈すぎてあまり使いたくないけれど、他にうまい表現が見当たらなくて。。。
思いやりのもとというか、心から誰かのことを思う気持ち、くらいの意味で使っています。
使命を決めるにあたり、どういう存在でありたいか、私がいることでどんな変化が起こるとうれしいかと考えた結果、私にとって必須なのは“役に立つ”ということだと再確認した。それが実感できていると居心地よく感じ、安心していられる。
じゃあどのように役に立ちたいかというと、相手の気持ちをあたためたり喜ばせたりできるといいなあと考える。
それには、相手が本当にうれしくなることをそのひとの身になって考えることが大事。考えたことを実現する力も必要。
それだけの単純なことを、言葉にしました。
かといって自分を犠牲にして尽くすとかいう悲壮感漂う感じは良くない。
ちゃんと楽しんで、まわりに気を遣わせない、どころかいっしょにハッピーになっちゃうくらいの雰囲気を作りたいものです。
これでいったん意識してみて、違和感が出たところを都度直していこうと思う。
この使命にアラインする2014年のテーマも決めた。
「責任を引き受ける」
去年の反省として、誰かの承認なしには物事を進められない、依存したマインドが良くなかったと考えている。
周囲の意見を気軽に求め、受け入れつつも、決めてやりきることをまるっと引き受けようと思います。
そういえば、去年(前期)は自分の殻を破れていないという意味で“ひよこなみこ”だったとフィードバックをいただいた。
よく考えると、ひよこだったらもう殻破れてるような。
でも響きが気に入ったので、裏テーマは“脱ひよこなみこ”にします。
2013年11月4日月曜日
The Great Gatsby
「華麗なるギャツビー」を観た。
衣装とか映像が話題になっていたのでそれももちろん楽しみだったけれど、要はキャリー・マリガンが観たくて選んだと思う。
映画全体の感想としては、とにかく“Gatsbyかわいそう”。
でも、一番GatsbyをかわいそうにしたDaisyをわるく思う気には全くなれなかった。あのかわいさは罪だと思う。
Gatsbyの最期を見て、どんなに自由に贅沢に生きれても、本当に愛したひとがいるんなら愛し返してもらわないとだめだなあと改めて思った。
だからと言って、愛がすべてとも思わないけれど。
愛とかどうでもよくて、純粋なわくわく感なり、達成感なり、スリルなりを求めるひとも結構いると思う。そういうひとは自足していてかっこいい。
究極に求めるものはひとそれぞれだな、というのは会社で一人ひとりの性格とか強みとかを考える中で知った次第です。
Daisyはかわいすぎ。
あの愛らしさ、無邪気な笑顔、色気、なんかもううまく言えないけれど、異様な魅力だと思う。キャリー・マリガンすばらしい。
役柄としても、女性なんて選び放題の2人からしぬほど愛されていた。
でもDaisyの考え方とか純粋さとかは映画の中であまり表現されていなかったし、GatsbyのこともTomのことも愛しているわけではなかった。
一方、よくいっしょにいたクールなゴルファーの女性は、Daisy以上に美しいのにあまり愛されていないみたいだった。
・・・結局内面というより、charmingでpleasantで相手の愛を受け止めているっぽく振る舞ってればいいのかしらん。。。と、少しもやもやしてしまった。
ただ、彼女は彼女で苦しかったんじゃないかと思う。
2人からあんなに愛されて、目の前で感情をむき出しにされて、普通だったら平気でいられない。
そのあたりの葛藤も映画では思い切りカットされていたので分からなかったけれど。
彼女目線でのこの物語も観てみたい。
Daisyのかわいさと、実際にしてしまったことを見て、自分の普段の行動についても考えてみた。
普段ひとに対して感じ良くいようと気を付けていて、それはそれでいいと思う。
でもうわべだけじゃなく、関わる人のことをもう一歩深く真剣に考えて本当の思いやりを持とうと思いました。
衣装とか映像が話題になっていたのでそれももちろん楽しみだったけれど、要はキャリー・マリガンが観たくて選んだと思う。
映画全体の感想としては、とにかく“Gatsbyかわいそう”。
でも、一番GatsbyをかわいそうにしたDaisyをわるく思う気には全くなれなかった。あのかわいさは罪だと思う。
Gatsbyの最期を見て、どんなに自由に贅沢に生きれても、本当に愛したひとがいるんなら愛し返してもらわないとだめだなあと改めて思った。
だからと言って、愛がすべてとも思わないけれど。
愛とかどうでもよくて、純粋なわくわく感なり、達成感なり、スリルなりを求めるひとも結構いると思う。そういうひとは自足していてかっこいい。
究極に求めるものはひとそれぞれだな、というのは会社で一人ひとりの性格とか強みとかを考える中で知った次第です。
Daisyはかわいすぎ。
あの愛らしさ、無邪気な笑顔、色気、なんかもううまく言えないけれど、異様な魅力だと思う。キャリー・マリガンすばらしい。
役柄としても、女性なんて選び放題の2人からしぬほど愛されていた。
でもDaisyの考え方とか純粋さとかは映画の中であまり表現されていなかったし、GatsbyのこともTomのことも愛しているわけではなかった。
一方、よくいっしょにいたクールなゴルファーの女性は、Daisy以上に美しいのにあまり愛されていないみたいだった。
・・・結局内面というより、charmingでpleasantで相手の愛を受け止めているっぽく振る舞ってればいいのかしらん。。。と、少しもやもやしてしまった。
ただ、彼女は彼女で苦しかったんじゃないかと思う。
2人からあんなに愛されて、目の前で感情をむき出しにされて、普通だったら平気でいられない。
そのあたりの葛藤も映画では思い切りカットされていたので分からなかったけれど。
彼女目線でのこの物語も観てみたい。
Daisyのかわいさと、実際にしてしまったことを見て、自分の普段の行動についても考えてみた。
普段ひとに対して感じ良くいようと気を付けていて、それはそれでいいと思う。
でもうわべだけじゃなく、関わる人のことをもう一歩深く真剣に考えて本当の思いやりを持とうと思いました。
2013年9月24日火曜日
UXをシンプルに保つために
自分たちがユーザーグロースを担当しているサービスのUX全体について、プロダクトオーナーである社長から指摘を受けた。
曰く、なにか問題があったときに説明を追加して解決しようとするのではなく、見ただけでどうすればいいのか自然に誘導されるようなシンプルなUXに寄せていくべきだ、とのこと。
その指摘に対しては完全に同意だし、説明するという安易な解決策に逃げているのは確かにいけてないなと思った。
曰く、なにか問題があったときに説明を追加して解決しようとするのではなく、見ただけでどうすればいいのか自然に誘導されるようなシンプルなUXに寄せていくべきだ、とのこと。
その指摘に対しては完全に同意だし、説明するという安易な解決策に逃げているのは確かにいけてないなと思った。
問題は、なぜ指摘を受けるまでそれに気付かなかったか、どうやったら自力で方向転換できたかということだ。
問題だった点を少し細かく考えてみた。
■UXについての執着のなさ
Keep It Simple & Stupid みたいな、説明しなくても分かるようなUXがいい、という知識はあった。
さらに、ユーザにはどんなに説明しようとしても伝わらないという経験則もあった。
でもそれはあくまで知識でしかなく、徹底して追いかけるものだとは考えていなかった。
そこにこだわるフェーズなのか?という疑問はいまだにあるけれど、そんなこといったらいつまで経ってもUXを良くできない。
精神論ぽいけど、UXに対する執着が足りなかったということだと思う。
■課題解決のための考え方
UXの理想についての執着が足りなかったのに加えて、課題解決のための考え方にも問題があったと思う。
サービスに対するユーザの理解が足りないために問題が起きているとき、解決するには説明するしかないと考えていた。それが前提だった。
それは、「トリッキーな仕組みを提供しているのだから、説明的になるのはしょうがない」という甘えだったと思う。
問題だった点を少し細かく考えてみた。
■UXについての執着のなさ
Keep It Simple & Stupid みたいな、説明しなくても分かるようなUXがいい、という知識はあった。
さらに、ユーザにはどんなに説明しようとしても伝わらないという経験則もあった。
でもそれはあくまで知識でしかなく、徹底して追いかけるものだとは考えていなかった。
そこにこだわるフェーズなのか?という疑問はいまだにあるけれど、そんなこといったらいつまで経ってもUXを良くできない。
精神論ぽいけど、UXに対する執着が足りなかったということだと思う。
■課題解決のための考え方
UXの理想についての執着が足りなかったのに加えて、課題解決のための考え方にも問題があったと思う。
サービスに対するユーザの理解が足りないために問題が起きているとき、解決するには説明するしかないと考えていた。それが前提だった。
それは、「トリッキーな仕組みを提供しているのだから、説明的になるのはしょうがない」という甘えだったと思う。
どんな仕組みだろうとユーザには関係ない。
言い訳してないで、ユーザが考えないで済むかつ迷わない導線をなんとかひねり出さなければ。
説明せずにわかる導線を考えるには、 もう一歩踏み込んだり、立ち止まって遠くから見て、 もっといい方法がないか検討することが大事だと思う。
言い訳してないで、ユーザが考えないで済むかつ迷わない導線をなんとかひねり出さなければ。
説明せずにわかる導線を考えるには、
当たり前の解決策で満足してはだめだ。
これでいこうという段階にきたとき、もう一呼吸おいて、ベストを考えようと思う。
これでいこうという段階にきたとき、もう一呼吸おいて、ベストを考えようと思う。
2013年9月22日日曜日
タイプ7
仕事でもやもやしていたときのこと。
エニアグラムでタイプ7の上司の考え方にはっとした。
サービスの成功について、今までは深く考えてこれなかった側面で新たな指標を作ることになり、でもうまく考えられなくて悩んでいた。
私はタイプ的にすぐ冷めた目で考えてしまうけれど、特にひとを動かす時にはそのくらいの高揚が大事なんだなあと感じた次第。
そこに通りかかった上司が、最近読んだ本からヒントを得て、「この本のこの考え方をうちでもやってみたらいいんじゃない?」という提案をしてくださった。
それだけなら「そうかも」で終わっていたけれど、そこから
「この考え方でこうやったら、きっとこんな発見があってあんな施策を引き出せて、最高に楽しそうだよ!」
とどんどん気持ちが高まって(気持ちを高めて)いった。
そういう気分のコントロールって自分ではできたことがなかったので、びっくりした。
まずは、その上司とか他のタイプ7のひとがどうやってその高揚を出しているのか、もうちょっとよく観察してみようと思う。
エニアグラムでタイプ7の上司の考え方にはっとした。
サービスの成功について、今までは深く考えてこれなかった側面で新たな指標を作ることになり、でもうまく考えられなくて悩んでいた。
私はタイプ的にすぐ冷めた目で考えてしまうけれど、特にひとを動かす時にはそのくらいの高揚が大事なんだなあと感じた次第。
そこに通りかかった上司が、最近読んだ本からヒントを得て、「この本のこの考え方をうちでもやってみたらいいんじゃない?」という提案をしてくださった。
それだけなら「そうかも」で終わっていたけれど、そこから
「この考え方でこうやったら、きっとこんな発見があってあんな施策を引き出せて、最高に楽しそうだよ!」
とどんどん気持ちが高まって(気持ちを高めて)いった。
そういう気分のコントロールって自分ではできたことがなかったので、びっくりした。
まずは、その上司とか他のタイプ7のひとがどうやってその高揚を出しているのか、もうちょっとよく観察してみようと思う。
自分の限界を超える意識
ラジオで、フィギュアスケートの羽入結弦さんとヴァイオリニストの葉加瀬太郎さんとの対談を聞いた。
羽生さんが、あんなにお若いのにきちんと考えていて、しかも他人に伝わるような言葉に落とせていることに感動した。
あと、「一定のレベルを超えたプロ同士の共感」っていうのがかっこよすぎる。
私もなんらかのプロになって、分野の違うプロ相手に深い共感を抱きたい!と思った。
ジェネラリストもいいんだけど・・・。
■プロ同士の共感
■限界を超える
羽生さんが、あんなにお若いのにきちんと考えていて、しかも他人に伝わるような言葉に落とせていることに感動した。
あと、「一定のレベルを超えたプロ同士の共感」っていうのがかっこよすぎる。
私もなんらかのプロになって、分野の違うプロ相手に深い共感を抱きたい!と思った。
ジェネラリストもいいんだけど・・・。
■プロ同士の共感
どういうところで共感してたかというと、極度に集中した状態というものが存在するということ。
その感覚がどうやら似ているらしくて、お互い「分かるわー。」みたいになってた。jealous.
曰く、あまりに集中すると、自分を客観視できちゃうそう。
演技をしている自分をスケートリンクの外から見ている感じになったり、演奏中なのにコンサートホールの全体が見えていたり。
数年に一度そういうことが起きるらしい。それが本番じゃなくて、練習で発揮されちゃったり。
でもそういう感覚が持てるのって素晴らしい。
本当に集中できることに出会って、実際にのめりこめてるっていう証だと思う。いいな。
その感覚がどうやら似ているらしくて、お互い「分かるわー。」みたいになってた。jealous.
曰く、あまりに集中すると、自分を客観視できちゃうそう。
演技をしている自分をスケートリンクの外から見ている感じになったり、演奏中なのにコンサートホールの全体が見えていたり。
数年に一度そういうことが起きるらしい。それが本番じゃなくて、練習で発揮されちゃったり。
でもそういう感覚が持てるのって素晴らしい。
本当に集中できることに出会って、実際にのめりこめてるっていう証だと思う。いいな。
■限界を超える
葉加瀬さんの
「本番は練習の何%くらい出せてるの?」
という問いに対して、羽生さんは
「100%です。練習で常に120%出しています。なぜなら、練習は常に自分の100%を超える場だから。」
と答えていた。かっこいい。
日々の仕事もそういうことだな、と思う。
私は甘くて、自分の限界を超えることに、なにか経験したことのない場を踏むとか、大きな失敗から学ぶとか、特別なことを求めてしまう。
でもそうではない。
毎日毎日、ちゃんと自分の限界に挑もうと思った。
「いつもよりもう一歩踏み込んで考える」とか、「定期的な計算業務を3分短縮する仕組みを作る」とか、なにかしらテーマを設定してやってみる。
「本番は練習の何%くらい出せてるの?」
という問いに対して、羽生さんは
「100%です。練習で常に120%出しています。なぜなら、練習は常に自分の100%を超える場だから。」
と答えていた。かっこいい。
日々の仕事もそういうことだな、と思う。
私は甘くて、自分の限界を超えることに、なにか経験したことのない場を踏むとか、大きな失敗から学ぶとか、特別なことを求めてしまう。
でもそうではない。
毎日毎日、ちゃんと自分の限界に挑もうと思った。
「いつもよりもう一歩踏み込んで考える」とか、「定期的な計算業務を3分短縮する仕組みを作る」とか、なにかしらテーマを設定してやってみる。
明日は、Deniseに気を遣わせる回数を減らすという限界に挑もう。。
An Education
台風で外に出られないし、いっしょにいる友だちは読書してるので、時間がたっぷりできた。
ということで、下書きにためておいたブログを一気に書き上げてアップしてみることに。
まずは、結構前に観た映画 “An Education” で考えたことを整理してみる。
邦題は「17歳の肖像」だけど、An Education の方がずっといい。
何歳かなんて関係なくて、女性にとっての教育とはなにかを考えさせてくれる映画だと思った。
学校教育のような、キャリアにつながるものもあるし、付き合った男性に受ける影響(taming? )という意味での教育もあった。
*映画の邦題とか、URLの付け方とか、もうちょっとかっこよくなるといいのに。。。
主演は大好きなキャリーマリガン。安定の透明感とキュートさでした。
たった2コ上だなんて衝撃的すぎる。
総じて、きつい映画だなあと思った。
女性には幸せの形がいくつかあって、どれを選ぶかは自分次第。
でも、どれが一番自分にとって満足できる幸せなのか、周りになんて言われるか、などなど、選んでみないと分かんないことも多いと思う。
幸せの形の種類は誰に何を委ねるかのバランスだと理解している。だから、委ねた相手に裏切られたりすることもありえるし。
女性は選択肢がいっぱいあって、難しい気がする。
■私にとっての“いい人生”って?
誰に何を委ねるか。
委ねて得られるものはなにか。
・・・など考えてみる。
そりゃあ「できるだけ自分で責任を持って決断をして、将来を切り開いていくのが楽しい!」って言えたら一番かっこいいと思う。でも私は必ずしもそうではないと思った。
私の幸せは、身近で大事なひとが幸せで、私のことを認めてくれたり好きでいてくれること。
いろいろ自分で引き受けて決断すると、長期的に周りの“好き”とか承認を得られる。
短期的には、周りに決めてもらったことをしっかりこなすと、褒められたりして承認されてることを感じやすい。
「自分で責任を引き受けて決断する」を意識しつつも、短期的な満足が得られるようにうまいことバランスを取っていくのがいいのかなと思う。
■dirtyでずる賢いひとたち
教育と関係ないけど、David側のひとたちへの憧れって常にある。
あの割り切った感じとか、ものごとの裏側を捉まえてて利用しちゃう感じ。
私の周りには照れくさいくらい真っ直ぐないいひとしかいないので縁がない世界ではあるけれど、映画とかでみるとやっぱりかっこいいと思っちゃうなああ。
そっちの世界をちら見せすることで実際に覗かなくても満足させてくれるから、映画って本当にいいものですね、だな。
ということで、下書きにためておいたブログを一気に書き上げてアップしてみることに。
まずは、結構前に観た映画 “An Education” で考えたことを整理してみる。
邦題は「17歳の肖像」だけど、An Education の方がずっといい。
何歳かなんて関係なくて、女性にとっての教育とはなにかを考えさせてくれる映画だと思った。
学校教育のような、キャリアにつながるものもあるし、付き合った男性に受ける影響(taming? )という意味での教育もあった。
*映画の邦題とか、URLの付け方とか、もうちょっとかっこよくなるといいのに。。。
主演は大好きなキャリーマリガン。安定の透明感とキュートさでした。
たった2コ上だなんて衝撃的すぎる。
総じて、きつい映画だなあと思った。
女性には幸せの形がいくつかあって、どれを選ぶかは自分次第。
でも、どれが一番自分にとって満足できる幸せなのか、周りになんて言われるか、などなど、選んでみないと分かんないことも多いと思う。
幸せの形の種類は誰に何を委ねるかのバランスだと理解している。だから、委ねた相手に裏切られたりすることもありえるし。
女性は選択肢がいっぱいあって、難しい気がする。
■私にとっての“いい人生”って?
誰に何を委ねるか。
委ねて得られるものはなにか。
・・・など考えてみる。
そりゃあ「できるだけ自分で責任を持って決断をして、将来を切り開いていくのが楽しい!」って言えたら一番かっこいいと思う。でも私は必ずしもそうではないと思った。
私の幸せは、身近で大事なひとが幸せで、私のことを認めてくれたり好きでいてくれること。
いろいろ自分で引き受けて決断すると、長期的に周りの“好き”とか承認を得られる。
短期的には、周りに決めてもらったことをしっかりこなすと、褒められたりして承認されてることを感じやすい。
「自分で責任を引き受けて決断する」を意識しつつも、短期的な満足が得られるようにうまいことバランスを取っていくのがいいのかなと思う。
■dirtyでずる賢いひとたち
教育と関係ないけど、David側のひとたちへの憧れって常にある。
あの割り切った感じとか、ものごとの裏側を捉まえてて利用しちゃう感じ。
私の周りには照れくさいくらい真っ直ぐないいひとしかいないので縁がない世界ではあるけれど、映画とかでみるとやっぱりかっこいいと思っちゃうなああ。
そっちの世界をちら見せすることで実際に覗かなくても満足させてくれるから、映画って本当にいいものですね、だな。
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